こんにちは。こんな適当なブログを書いていますが、一応、会社役員をしています。少し早い時期ではありますが、すでに来年の幹部人事を考えているので、大きな会社ではありませんが、私なりに会社の人事、簡単に言うと幹部昇進などの基準を書いていきます。
参考になるかはわかりませんし、そもそも幹部昇進したくない人が多い現在ですが、興味のある人は軽く参考にしてください。
基準・1 仕事が平均よりちょい高め程度はできる。
当たり前といえば当たり前ですが、やはり仕事ができることは重要です。社長の御曹司とか親戚とかなら別ですが、叩き上げで昇進していくなら、やはり仕事ができることは重要です。
仕事ができないのに年功序列の理由のみで昇進した人は、今の時代、なった人も下についた人も不幸です。なので、基本的にどんなに社歴が長い人でも、平均値以下の人を昇進させることは基本ありません。
例外ありますが、今回は基本的な基準です。当たり前ですが、年齢や社歴相応の仕事は最低限こなすことができるのが最低条件といえます。
基準・2 人としての基本ができている
2つ目の基準として、人としての基本ができている。これは評価する人によって基準が変わりますので、後述する内容と併せてもらいたいのですが、例えば挨拶がしっかりとできるとか、仕入れ先や部下に対し、横柄な態度をとらない。手を出すなどもってのほか、指導と称して相手の人格を傷つけないなど、当たり前に考えれば当たり前なのですが、なぜか会社という空間では、このようなことがまかり通っていると感じます。
昭和の文化(今は平成の文化でもある?)とも言われますが、上司は部下に何を言っても許される。愛の鞭と称し、会議やミーティングの最中に個人を吊し上げるようにして攻撃する。
会社という空間を外れると皆、いい人だったりするのですが、なぜか会社という空間では、その人が持っている肩書きに縛られて、自分より立場の低い人を攻撃、コントロールしたがる人が多いような気がします。
私の基準としては、どんなに仕事ができても、この基本ができていない、理解できない人は昇進の基準から外します。
基準・3 部下の育成ができている
3つ目の基準ですが、単なる現場の人間として一定の昇進であれば、自分の仕事ができていれば、それなりに昇進させますが、幹部となると話は別です。如何に自分の部下を育成できているのかも重要な基準になります。
たまに報告と称して、自分の部下の悪口ともいえる内容を説明しにくる人がいますが、大抵は皆「自分はできている。部下が悪い」と言ってきます。基本的にそれは「自分は無能」と宣言しているようなものです。
部下を育てることは、会社の基盤を強める、固めることに繋がります。このことを理解せずに、自分のアピールのために部下を貶めるような発言を不用意にしたり(本当に問題があり、解決のための報告は別)そもそも部下の育成をしないような人は幹部昇進はないです。
基準・4 報連相ができる。決められたことができる。
基本的なことですが、これができていない人は結構多いです。報連相がなく、勝手に物事を進める社員は本当に迷惑です。社歴の長くなってきた人にありがちですが、身分不相応な内容まで自分で判断できると勘違いしてる人がいます。
また、組織で決めた簡単な取り決めを「自分は例外」と勝手に判断し、実行しない人もいます。どんなに仕事ができても、組織で決められた簡単なこともできない人は、幹部になった場合、さらに増長し、指示を聞かない可能性があります。よって基準からは外します。
簡単にいうと自己評価が高く、自らの裁量権の範囲を勘違いしているような人は、個人的には昇進基準から外します。厳しいかもしれませんが。
基準・5 会社の意図を読み取ることができる
最後に、会社の意図、例えば取締役などの経営陣の指示から意図を読み取るスキルも重要と考えています。面倒臭いですが、経営側からすれば、こちらがどのような考えを持って指示を出しているのかを考え、読み取りながら仕事を推進してくれる幹部が一番ありがたい存在です。
もちろん、こちらかも必要な内容は伝えますし、質問されると応えます。こちらの不足している考えや戦略を具申してくれる人も本当にありがたい存在です。
そのためにも、上記で挙げた報連相は重要になります。大きな仕事は小さな仕事の集合体です。小さな仕事が変な方向に勝手に積み上がってしまっては、結果的に経営陣の意図する結果ではない仕事になってしまい、結果、芳しくなく評価が下されます。
会社の意図を読み取る力は、結果的に基本的な報連相をしっかりと行うことが重要です。
まとめ
今回は簡単に書いてみました。もちろん、この他にもいろいろありますが、基本的にな部分は書いた通りです。会社によっても人によってもこの基準は変わります。
これが正しいとは言えません。あくまで私の基準です。その点なども踏まえ、幹部昇進を考えている人は、会社の意図を読み取れるようになった方がいいでしょう。