仕事をしていて思うことは、皆さん効率的な仕事を求めすぎているんじゃないか?ということです。近年、働き方改革やワークライフバランスなど言われていますが、会社役員になった今となって思うことは、やはり圧倒的な量が必要だということです。
難しいことを考えず、シンプルに且つ量をこなす。これが仕事で結果を出す方法ではないかと考えます。
効率的な仕事をする人が仕事ができる人?
効率的な仕事を求める人が増えてきているような気がします。もちろん、それが悪いとは言いません。効率的に仕事ができるのはいいことです。しかし、効率化といって仕事の量を減らしたり、理屈や理論にとらわれて行動が遅い人は、本当に仕事ができる人とは思えません。
現在、100ある仕事を80にする効率化は大切です。そこができない人は仕事で圧倒的な結果をもたらすことはできないでしょう。しかし、100を80として、そのまま80で仕事を終えてしまう人が多いのも事実です。
本当に仕事ができる人は、100を80にして、そこからその80を100や120にできる人です。そこからまた、その仕事を80に効率化し、また100や120にする。その繰り返しです。
営業でもなんでもそうですが、見込み客を分別して高額な取引金額が見込める顧客のみにアプローチする人もいますが、確かにそれが効率的かつ労力も少なくて済みます。
できる営業マンほどそのような手法をとっているかもしれませんが、個人的に本当に大成する人は、分別などせず、とにかく目の前の見込み客にアタックする人だと考えています。
非効率ですし、ハズレも多いでしょう。しかも変な客につかまってしまい、対応に四苦八苦するかもしれません。しかし、そのような修羅場の経験が、後々の人生にいきてきます。
私も現場営業をしていた頃は、とにかく闇雲に顧客をまわっていました。顧客の些細な要望も、叶えられる可能性があるなら、難しく考えず、とにかく実現に向けて奔走していたものです。
現在は現場を離れた立場ですが、今でも取引先の方や仕入れ先からは「あの頃は凄い動きをしていたよね」と言っていただけます。
個人的にはそこまで大変に考えてはおらず、とにかく量をこなす。圧倒的な量をこなすことで、何かを学ぶということを考えていたので、行動自体は苦ではありませんでした。
売上を上げたいのであれば、とにかく分母を増やす。考えるより先に行動し、一件でも多く顧客をあたる。
営業のコツがわからなければ、営業の本を10冊以上読んでみる。そして実行する。効率やワークライフバランスという言葉に惑わされずに、1年間、休日でも仕事のことを考えてみる。
仕事で成功したい人は、とにかく量にこだわってみましょう。