ごちゃまぜにゅーす

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動かない部下を動かす方法は?そもそもその人に関心はある?

上司として部下を管理する立場の場合、悩ましいのが、自分が思った通りに部下が動かないことだと思います。指示をしても返事だけで結果は出さない。または反発する部下もいる。

そんな風になってくると、時には声を荒げてしまったり、更に上の上司に対し、悪い評価を進言することもあるかもしれません。結果的にその部下とは更に険悪になり、最悪の場合はチームや部署の崩壊、もしくは部下の退職などの結果につながる可能性もあります。

ストレスも溜まるし、自分の評価も下がる可能性がある。中間管理職は大変です。しかし、動かない部下を動かそうと思う前に、そもそも自分の考えや行動を見直したことはあるでしょうか?

今回は実際に私が実践し、効果も出ている手法を紹介します。

目次

人は理屈では動かない

まず、大前提として人は理屈では動かないことを理解しましょう。どんなに自分が正論で、会社では偉くても、今の時代、それだけで人は動きません。もちろん、やる気があり、評価や報酬を求める部下は、勝手に動いてくれます。

勘違いしたらダメなのは、そのような部下は、誰が上司でも動きます。あなたじゃなくてもいい。そのような人は「自分のため」に動いています。

人は理屈ではなく、感情で動きます。よほどその会社の収入がよく、辞められない事情があるとかではない場合、どんなに理屈を並べても、人は動きません。

むしろ、理屈を並べられすぎると、仮にそれが正しいとわかっていたとしても「こいつ嫌い」と思われたら、動きません。

自分のためと積極的に動く以外の部下には、まずは嫌われないことを考えましょう。一応、言っておきますが、部下に媚びを売れということではありません。

飲みに連れて行けとか、ご飯を奢れとかいうレベルではなく「この人が言うなら」という気持ちに少しでもなってもらうことが重要です。

対話してますか?

動かない部下に対し、良い感情を持つ上司はあまりいないでしょう。そうなると、必然的にそのような部下とは必要最低限の業務報告以外しないようになります。

結果、互いに「嫌い」の感情が出てくるようになり、更に話をする機会がなくなります。

そうなった場合、部下から上司に歩み寄ることは絶対にありません。ただでさえ社内では自分よりも力があり、自分のことを嫌いであろう人に、話しかけるわけはありません。

泥沼にハマる前に、またはハマっていても、本当に部下を動かしたいなら「対話」をすることが重要です。会議ではなく、対話です。できれば1対1がいいでしょう。

今更できない、という上司がいますが、上司の仕事は部下のポテンシャルを引き出すことです。そのようなこともできない人が、部下が仕事をしないと嘆くのはおかしなことです。自分も仕事をしていないことになります。

仕事の話はしなくてもいい

対話をする際、二人きりで密室で向かい合うことが重要です。やむを得ない場合を除き、他者が聞こえない場所で対話をしましょう。互いが本音で話すためには、二人きりで話せる環境を準備することが大事です。

対話の際は、仕事の話をする必要はありません。互いの近況やプライベートのこと、幼少期の話など、ざっくばらんに話せるように仕向けましょう。

関係が悪化しすぎている部下との場合は、いきなり深い話は難しいでしょうから、簡単に近況を聞くぐらいで話してみましょう。

大事なのは、自分からさらけ出すことです。自分の弱い部分や、プライベートなどを話すことで、相手も少しずつ警戒感をとってくれるはずです。特に苦手で嫌いだった上司が、自身のことを話してくれると、完全に人間性を疑われてない限り、少しずつ心を開いてくれます。

大事なのは、まずは対話です。永久凍土を溶かすように、じっくりとゆっくりとでいいので、まずは相手の敵対心・警戒心を無くしていくことが重要です。そのためには、仕事の話しは必要ありません。

価値観を理解する

対話を通じ、その人の価値観を少しでも理解するよう、心がけましょう。「なんでそこまで」と思う人もいますが、そこまでするのが上司の仕事です。ただ叱責する上司は、今の時代には厳しいでしょう。

当たり前ですが、部下と上司の価値観は違います。年代や生まれた場所も育った環境も違うのですから、価値観が違うのは当たり前です。しかし、上司は偉くなるほど意見をしてくれる人が少なくなりますので、自分の価値観が全てと勘違いしやすくなります。

自分と人の価値観が違うことを理解しない限り、人を動かすことはできません。上司が部下に価値観を押し付けるのではなく、まずは部下の価値観を理解しましょう。納得する必要はありません。理解するのです。

理解したうえで、まずは部下の価値観に合うような提案、仕事を振ってみましょう。上司にとっては納得いかなくても、まずは理解し、相手の価値観に沿った仕事を与えることで、変化の兆しは見える可能性は高まります。

価値観を共有していく

部下の価値観を理解し、その価値観にあった提案や仕事を与えることで、相手の考えも少しずつ変化してくる可能性はあります。その後、徐々に互いの価値観を共有していきましょう。

部下も、自分の価値観を理解してくれた相手の価値観を理解しようとしてくれます。互いに納得することは難しいかもしれません。しかし、少しでも信頼関係を構築できてくれば、互いの価値観を理解し合えることは可能です。

そうやって価値観を共有し、少しずつ、仕事を振っていくことで、部下は動いてくれるようになります。

部下に関心を持たない上司は部下を動かせない

動かない部下を持つ上司のほとんどは、部下との対話がありません。そもそも、部下に対し関心がない人が多いです。自分に関心のない人のことを好きな人はあまりいません。

できる上司ほど、自分から部下に歩み寄っています。媚びを売れと言ってるわけではありません。相手に何かを求めるなら、まずは自分から与えることです。

部下に関心を持たない上司は、ずっと人を動かせない無能上司として会社員生活を終えることでしょう。