進撃の巨人 マーレ編。戦士候補生たちの紹介。彼等はどのような道を歩むのか?
進撃の巨人の原作本編では、現在マーレ編が続いています。
マーレ編では、これまで敵勢力として登場、壁に穴をあけ、巨人をパラディ島に送り込んできた人々の視線に沿った物語が展開しています。
登場人物も様変わりし、エレン達が壁を越え、海にたどりついてから数年の時が流れています。
マーレの戦士候補生。ゆくゆくはジークやライナーの巨人を継承し、エレンたち壁内エルディア人と相まみえることとなる少年、少女たちは、実際にエレンたちと遭遇した時、いったいどうなるのでしょうか?
マーレ編の登場人物
ファルコ
ファルコはマーレ編の主人公的存在です。
兄弟に後述するコルトという兄がおり、マーレの戦士候補生。いわゆる巨人継承者候補の一人です。
巨人継承候補であるということは、優秀な戦士候補生であることは間違いないのですが、9つの巨人を継承できるのは、更にそこから選抜された超エリートであるようです。
そう考えると、ライナー、ベルトルト、アニは超エリートだったわけですね。
コルト
コルトはファルコの兄で、すでに獣の巨人を継承することが決まっています。
獣の巨人。すなわちジーク・イエーガーの後継者です。
ジークはエルディア人ながら、マーレの幹部クラスの扱いであることが93話で解りました。そしてコルトも、エルディア人ながら、戦士候補生のなかで唯一、マーレの指揮官、マカド隊長に意見をだしていますし、マカド隊長もコルトを高く買っている様子が伺えます。(はしばしにエルディア人ヘイト的な発言はあるが・・・)
即ち、獣の巨人=戦士長。といったポジションのようです。
ちなみに現時点でジークの余命はあと1年のようです。
ガビ
ガビは現在、最も鎧の巨人を継承する可能性の高い戦士候補生。
「逸材であり、二度と私以上の優秀な戦士は現れず、しかもかわいい」と自分で言うようなキャラですが、芯はとても強く、戦士になることに強い使命感を持っています。
ガビは戦士となり、壁内のエルディア人達を殲滅するという強い意志をもっています。
ウド
メガネをはめた純朴そうな少年。
個人的には、なんとなくベルトルトを彷彿とさせる雰囲気をもっているように感じます。
でも熱くなるとこんな感じ。
ゾフィア
中性的な雰囲気を持つ戦士候補生。
いまのところ目立った活躍はなし。
ガリアード
顎の巨人の継承者。ライナーたちと壁内に侵入する際、無知性巨人だったユミル巨人に捕食されたマルセルの弟。
ユミルを捕食し、兄の巨人を継承したことが判明。ユミルの記憶も継承し、ユミルに同情する。
ピーク
車力という4足歩行巨人を継承している少女。
え・・・これ・・・?
車力に巨人化し、長期間、人間の姿に戻れない状態がつづき、人間に戻ってから2足歩行が困難になっていた旨が語られています。
この他、おなじみのライナー、ジークなどがいますが、恐らく今後は上記のメンバーが主要メンバーとなり、物語が進行していくと思われます。
パラディ島侵攻が今後の大きなテーマ
現在のマーレ編では、序盤にマーレと中東連合の戦争が描写されていますが、ここでは巨人の力が現代兵器に凌駕されようとしていることが判明してきています。
このまま軍事的優位性を保つためにも、マーレは壁内に奪われた4つの巨人の力を奪還し、更にはパラディ島に豊富に眠る資源を獲得する必要があります。
前回の始祖奪還計画から数年が流れ、壁内の現在の状況は解りません。しかし、海に到達し、世界の秘密を知った壁内勢力がなにもせず、ただ時間を貪っているはずはなく、恐らくはこちらも来たるべき決戦にむけ、準備を進めていると思われます。
そもそも、壁内では必要以上の文明利器の発明を禁じられていました。
発覚すれば思い罰が与えられ、迫害されます。
これは壁内に一時の楽園を築く為の措置であることが解ります。
外の世界は巨人に支配され、人類はこの壁の中にしか存在しない。というまやかしを民に信じ続けさせるためには余計な文明など必要なく、文明が発達すれなするほど、人々は真実を知る可能性が高くなります。それを防ぐための措置でしたが、ヒストリアが王となり、マーレと戦う必要がでてきた壁内勢力は、恐らくこの数年で大きく武器を改良、開発しているはずです。
「雷槍」という火薬を使用した武器が以前登場していましたが、あれは一つの伏線かもしれません。
戦士と戦士候補生たち
現在、巨人を継承する戦士たちと、これから継承するであろう、戦士候補生たちには、考え方の乖離がなんとなくみられます。
壁内での生活、戦闘を経験したライナー。ユミルの記憶を継承したガリアード。そして過酷な運用を強いられ、歩行すら困難なピーク。
彼、彼女等は、自分たちの使命を理解しながらも、暗い未来、そして継承した記憶により、なにか苦しんでいるようなふうにも見えます。
ガリアードとピーク。
しかし、戦士候補生は巨人継承の栄誉と、名誉マーレ人の特権。そして植えつけられた使命感に燃えています。
特にガビは鎧の継承を熱望していますが、ガビに惚れていると思われるファルコは、それを危惧しています。しかし、それを口にだすことはできません。
9つの巨人を継承するのは非常に名誉なことであり、それに関して異を唱えるのは反逆者と思われる可能性もあります。最悪の場合、無知性巨人化され、楽園送り、若しくは巨人兵器として使用される可能性すらあります。
今後の展開予想
今後の展開予想ですが、パラディ島での侵攻作戦が再開され、ジーク、ライナーは恐らく退場すると思われます。
その時、ガビ、もしくはファルコが鎧を継承。そしてコルトが獣を継承すると思われますが、エレンたちと遭遇し、更なる真実を互いに知るのではないのでしょうか?
更なる真実とは、エルディアの歴史自体が、マーレにより創り出された虚偽の歴史であり、実際に迫害されつづけてきたのはエルディア人であり、始祖ユミルも大陸を反映させたものの、迫害され、利用されたという事実。
これを知り、壁内エルディア人と壁外エルディア人。さらには周辺国も巻き込み、マーレを撃退。ユミルの呪いも解け、巨人を継承した人間に課される呪い。余命13年の縛りも消え、世界は平和になりました。めでたしめでたし。
なんてことにはならないでしょうか?無理ですか?そうですか。
しかし、マーレの戦士候補生たちが悪魔と信じ込んでいる壁内エルディア人と遭遇した時、いったいどういった反応を示すのか。すごく気になります。
ライナーなんて精神分裂してましたからね・・・
自分でマルコをヤッテおきながら・・・
今後も気になる進撃の巨人ですね。