トランプは鬼塚英吉のようなジャーマンを世界にきめるのか?
いよいよ今月、アメリカ史上、最も大統領にふさわしくないと思われる男がアメリカ大統領に就任します。
不動産王であり暴走王。アメリカ第一主義を掲げ、対ISでロシアと手を組むと公言し、中国の最大タブー、「一つの中国問題」にすら手をかけてきた男。
ドナルド・トランプ。
トランプ氏の予備選挙から本選挙までの非常識言動、強気な選挙戦をみていると、まるで漫画の主人公みたいだな。と思ってしまいます。
GTOの鬼塚英吉も非常識で破天荒。そんな男が教師になり、常識ではありえない行動と考え方で学校問題を解決していく。
トランプ氏も言ってることは滅茶苦茶のようですが、実際は理に適っている部分もあるようですので、もしかしたら鬼塚英吉のようなぶっとんだ行動力で世界問題を解決してくれるかもしれません。
目次
メキシコとの国境に壁をつくる
不法移民を抑制する意味のようですが、アメリカとメキシコの国境にはフェンスもなにもない場所もあるようで、簡単に不法入国ができるようです。こうしてなにも策を講じず、増え続ける不法移民が格安の賃金でアメリカで働く。そうすることにより、アメリカの単純労働者の賃金は引き下げられ、または失職する。
そう考えると、今まで何もしなかった政権にくらべ、この問題に一石を投じ、対策を行おうとするのは一理ありそうです。ちなみに最近は壁の費用はメキシコに後払い請求すると言っているみたいです。
台湾との関係を深める
元々、アメリカは台湾(中華民国)と国交を結んでいましたが、現在の中国と国交を結ぶ際、台湾との国交を断絶し、現在の中国(中華民主主義人民共和国)を国としての中国と認めることにしました。
しかし、アメリカと台湾は事実上の同盟国のようなものです。万が一、台湾を中国に獲られるようなことがあれば、アメリカのアジア戦略は大きく後退しますし、日本の安全保障も危ういです。
そもそも一つの中国というのは中国、台湾、両者共に主張しています。
要は正式な中国は俺たち。だから台湾(台湾からすれば中国大陸)も俺たちの領土。そこに俺たちと別の政府なんかあるわけないだろ?っていう主張です。
これに関してはアメリカ、そして日本も「そういう主張があるのは知ってるよ」ということであり、その主張を完全に認めているわけではありません。暗黙のルールとして台湾という存在を見ないようにしているだけです。
その暗黙のルールがトランプ氏には通用しないようです。
しかし、これはこれで最近好き勝手やってる中国を大きく牽制できるかもしれません。
なんだかんだ言っても中国とガチンコで対抗できるのはアメリカだけですし。
ロシアと手を組む
日本でもプーチン大統領は人気のようですが、ロシアは紛れもなく恐ろしい国です。現在も旧ソ連のような超大国として復活し、アメリカと再び世界の覇権を争おうと虎視眈々とその機会を狙っています。
現在は経済制裁で弱っていますが、その力は侮れません。
うやむやになっていますが、クリミアに侵攻し、武力で領土を拡張。ウクライナも武力で分断させようとしています。
こんな国と手を組むなんていうことは、今までの政権ではありえなかったでしょう。
しかし、対ISに関しては。ということのようです。
ISはアメリカ、ロシア、共通の敵です。また、ISを生み出したのは事実上アメリカです。トランプ氏は地上部隊を出してでもISを潰す。と公言しています。正直、ISが崩壊、もしくは大幅に弱体化してくれれば世界も安心です。その点に関してはどんどんロシアと手を組んでISを壊滅させてくれればいいのではないでしょうか?
世界にジャーマンをきめれるか?
鬼塚英吉は学園にジャーマンを決めました。
GTAトランプ氏も世界にジャーマン級のインパクトを残してもらいたい。と密かに期待しております。
GTA・・・グレート・トランプ・アメリカ
- 作者: ワシントン・ポスト取材班,マイケル・クラニッシュ,マーク・フィッシャー,野中香方子,森嶋マリ,鈴木恵,土方奈美,池村千秋
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