本当のブラックバイト。実際に体験した奇妙な体験
ブラック企業。ブラックバイト。ここ数年よく耳にするこの言葉。
今や会社にしろバイトにしろ、度がいきすぎた指導や仕事の押し付けは社会的にも法的にも許されません。
今思えば、私が現在勤務している会社も、その前に在籍していた会社も、以前のような態勢であったら間違いなくブラック認定されていると思います。
以前は社員に罵詈雑言は当たり前。懲罰的業務を与えたり、酷い時は平然と社員に手を挙げるような会社です。私自身はそのような「指導」は受けたことはありませんし、受けたら間違いなくやり返します。
しかし、人によってはそんな仕打ちともいえる「指導」を受けても、黙って耐え、仕事を続けていく人もいました。
ですが結局は追い込まれて会社を去っていくのですが、当時は私も多少、感覚が麻痺していたのか、そのような行為を黙認していました。
今でしたら間違いなく止めますが、当時はそれが当たり前のように考えていたのだと思います。
今回はそのような典型的なブラック・・・ではなく、色んな意味でブラックだったバイト(未遂も含む)の体験談を少々書いていきたいと思います。
一応、法には触れてはいません・・・未遂だったし・・・
集合から仕事開始までの空白の6時間
まずは軽め。
当時18歳の私。高校卒業後に就職した工場を3ヶ月で解雇され、仕事も金もなくブラブラしていたところ、当時流行していた人材派遣のバイトを見つける。
即金が必要だった私は、すぐに登録。即仕事。
「集合13時。開始は19時。車でこれますか?日当1万円です」
出せます出せます。すぐ行きます。
なぜ集合から開始まで6時間も空いているのか。
ふと疑問に思ったが、そこは若さ。「ま、いっか!!」のノリで事務所へ向かう。
「ではこれから、山口県に行きます」
ん・・・?ここ熊本だけど・・・
「今から山口県のデパートにいき、営業終了1時間前から作業を開始し、翌日オープンの午前10時までに展示場を造ります」
まじか・・・
「なお、逃亡を防ぐため、車は乗り合わせ。各々の鍵は預かります」
逃亡という時点で過酷さが伝わる・・・
こうして私は山口まで運転させられ、到着と同時に朝の10時まで徹底的にこき使われ、そのあと仮眠も取らされず、帰路についたのでした。
その後、この事務所には一切出入りしていない。
いったい何を運ばされたのか・・・?
これまた18歳のころ。
相変わらず金なし仕事なしの時に、ふと家にやってきた叔父。
この叔父もなかなかグレーな人で、正直なにをやっている人なのか解らない。カタギだが、ちょっと怪しい人。
叔父に関するエピソードで、我が家の長女が3歳になったころ。
そろそろ保育園に入れようかと考え、自宅近くの保育園に申し込んだところ、人数の関係で入園できないとの連絡を受けました。当時も今も保育園問題は同じです。
そんな時、たまたま法事の時に顔を合わせた叔父に、なんとなくそのことを話したところ・・・
「ちょっと待っとけ」
と言って、どこかに電話を掛け始めました。
時折聞こえる言葉の端々に「先生」や「よろしく頼んます」などが聞こえてきます。
そして数分後・・・
「よし、もう入れるぞ」
・・・?って感じでしたが、その後、保育園から連絡があり、何故か人数の都合がついたらしく、無事、入園することが出来ました。
いったいあの電話はどこに掛けていたのか・・・
で、そんな叔父が夜の22時ぐらいに家にやってきたかと思うと。
「おい、ちょっと手伝え」
そう言われるがまま、2tトラックの助手席に乗り、ガタゴトと何処かへ向かう。
山道に入ったかと思うと、だれもいない無人の場所にトラックを止める。
止めた場所には、なにやら植木鉢?のような物が大量にあった。
「よし。積め」
ソレがなにかは解らず、言われるがまま、トラックの荷台に積みこむ。
全てを積み込むと、ブルーシートを被せ、ガタゴトと来た道を戻る。
しかし、向かった先は繁華街。
立体駐車場にトラックを停め、叔父の行きつけのスナックに連れて行かれる。
二時間ほどスナックで過ごし、トラックに戻ると、荷台の中身は綺麗に無くなっていた・・・
私はアレがなんだったのか、いまだに叔父に聞けていないし、聞くつもりもない・・・
リストを使ったテレアポ
これは20歳ぐらいの時。
当時は結婚したばかりで、とにかく生活費を稼ぐのに必死で、昼、夜、休日。とにかく休み無しで働いていました。
そんな時、ネットで見かけた「簡単!!テレアポ!!成果報酬あり!!」の言葉。
しかも若い男性募集。と書いてあったので、とりあえず電話してみました。
「はい。もしもし」
電話に出たのは、声の感じからして同年代の男。
「あ~。バイトですね。はい。募集してますよ!!」
どのような内容ですか?
「簡単です。こちらから携帯とリストを渡しますので、そのリストに沿って電話して頂き、マニュアル通りに進めてもらうと大丈夫です。歩合も出しますよ」
なにか商品を販売するんですか?
「いや、商品じゃありません。まあ、オレオレ~みたいな?ははは!!」
即電話を切り、その番号はブロック。恐ろしい・・・
以上!!
バイトを大事にする飲食店は必ず繁盛する リピーター獲得論 (幻冬舎新書)
- 作者: 大久保伸隆
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/03/29
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
こちらも読んでみてください!!