搾取する側、搾取される側に思う
世の中はそんなもんですよね。搾取する側される側、どちらかに分類されてます。
21世紀の資本も、要はそんなことを書いてるんですよね?
まあ、大げさでなくとも、庶民レベルでも富の集中は起きえてます。
仕事がら、色んな会社に行き、いろんな社長に会いますが、結局は元々ある資本や事業を親から譲り受けた人が、一般の他者よりは有利に人生を展開できているような気がします。
勿論、経営者というのは非常に大変なのも解りますが、一般の従業員よりは遥かに多く恩恵を受けていることでしょう。
正直、その人の労働力に見合った対価がまともに払われていないよな・・・
と思う時が多々あります。
不景気だ。給料は上げられない、ボーナスは支給できない。
と言いながら、新車を購入したり、家を改築している社長をよく見ます。
勿論、個人事業主であれば、会社は社長のものであり、従業員を使い、利益を得ている訳ですし、一番のリスクも負う訳ですから、一番いい収入をもらうのは当然とも思います。
しかし、その事業も、従業員がいなければ成り立たない訳ですから、配慮を見せる必要もあるような気もしますが、何故か共通して殆どの社長はその点は無視しているような気がします。
何より悲惨なのは、そのような状況下でも、不満を持ちながら耐える従業員たちの姿です。そのような状況を見ていると、誰かが言っていたように
「幸せな人生を送る最も簡単な方法は、金持ちの家か有名人の家に生まれること」
という言葉を思い出します。
極端な金持ちでなくても、上記のようなそこそこの事業をやっている家に生まれれば、それなりに幸せな人生かもしれません。
それ以外の人は、基本的に生まれながらに搾取される側としてスタートします。
早い段階でその状態から抜け出す方法を知りえた人は幸運ですが、9割以上は、抜け出す術を知らぬまま、搾取されつづけるんですよね。
まともな給料をもらってるなら搾取じゃないとも思われますが、時間や精神、場合によっては自尊心も搾取されてます。
では、搾取する側にまわれというのか?
と言われれば、そうです。としか言いようがないですよね。
綺麗ごと言っても、その2択しかありませんからね~
資本主義ってやっぱり完全じゃないのかな~?
でも、万民が平等な世界なんてありえませんからね。
なんとなく、そう考える1日でした。