ブラック企業っていうけどホワイト企業ってあるの?
最近またブラック企業の話題で世間が騒がしい。
電通という巨大企業での問題ということもあり、報道も大々的で、日本中で労働に関する議論が巻き起こっている。
100時間残業に関しても人によって意見が分かれているが、私としてはなんとも言えない。
大変だとも思うし、昔はやってたな、とも思うし、仕事が終わらなければしょうがないとも思うし・・・
よく、自殺してしまう前に辞めればいいというが、それはそれで難しかったりする。
なんというか、精神的な部分でここで投げ出したらダメだ。という気持ちが強く自分の中に目覚めてしまい、辞める=逃避となるような気がしてしまう。ここで逃避の選択をしてしまうと、今後の自分の人生は安易に逃避の選択をしてしまうのではないか?という気持ちにすらなる。
だから自分の限界値を超えている、超えかけているのも気づかず、一気に突き進んでしまう。
そして脱線してしまう。
そこまで明確ではないにしろ、私自身も朝6時出社で仕事をこなしながら、夜中の23時ぐらいに高速道路を運転しながら会社に戻っていた時などは、おもむろに死んだら楽かな。とふと思う時もあった。
別に本気でそっちの道を選ぶつもりではないにしても、そっちが楽なのかな?と一瞬でも思ってしまう精神状態に、長時間労働は陥る時がある。
しかし、退職という選択は出てこない。
人によっては「辞めたる」で済むかもしれないが、それが難しい人もいる。
経済的にも、そして精神的にも。
しかし、ブラック企業として取り上げるられるのは主に大企業ばかりだが、実際はそんな企業は中小企業の方が遥かに多い。
人も金も少ない中小企業は、その少ない人力に頼るしか、売り上げを確保する方法がない。
働いている社員も、ベテランになればなるほど転職の道は険しくなるので、激務を受け入れざるしかない。
業績を伸ばせば伸ばすだけ業務は増え、労働時間も増える。
それに比例し賃金が上昇するかといえばそうでもない。
取引先の企業にそのような企業が多く、そのような実情を目の当たりにすると、複雑な気分になる。
しかしブラック企業と騒がれるが、では一体、今の日本にどれだけホワイトな企業はあるのか?
よくてグレー企業ばかりじゃないのか?
そもそも企業のあり方を色で分けてどうすんの?
自分でもよく解らんが終わり。