マーケティングの知識は生きる上で必ず役にたつ。
マーケティングと聞くと、なんだか難しい世界のことのように聞こえますか?
突き詰めていけば難しいマーケティングですが、ほんの少し、マーケティングを理解していけば、マーケティングを全く知らない人よりもほんの少し、人生を有利に進めていけるかもしれません。
マーケティングとは簡単に言ってしまえば、相手のニーズを読みとり、相手に価値を与え、その対価を受け取ること。
いつも何気に利用しているコンビニなどの商品の陳列も、実はマーケティングの1種です。人間の行動心理を読み取り、どこにどのように売りたい商品を陳列すれば、その商品の売上を向上させられるのかを徹底的に研究してあります。つまり私達は知らず知らずのうちに、売り手の術中にはまっている可能性があるのです。
しかし、殆どの人がそのことに不満を抱いているわけではなく、満足を得ていると思います。コンビニでの買い物の価値とは、都市部であれば、だいたいすぐ身の回りにあり、お店に入ってすぐに目的に合った商品を手に入れられるという時間の利益ではないでしょうか?
スーパーなどでは、場合によっては店内をくまなく歩きまわる必要がありますが、コンビニは同一チェーンであれば、陳列方法もほぼ同じですし、お店自体も極端に大きくはないですから、目的の商品までの到達時間が早い。
コンビニは時間という価値の提供の代わりにほぼ定価販売という対価をとっています。
また、ドリルを買う人はドリルが欲しいのではなく、ドリルが空ける穴が欲しいのである。と言ったりもしますが、結局その人の目的、必要としているものはなにか。といったことを読み取る技術は常に磨いておいた方がいいと思います。
仕事で顧客と商談するときでも、上司との雑談でも、常に相手のニーズを読み取り、それに対してさりげなく、相手に利益を与え、その対価を得る。
量販店では1本70円の水。しかし砂漠のど真ん中では1万円。一見、おかしいようですが、どちらも顧客のニーズに対応し、利益を与えています。
モノの価値というのは、そのモノを取り巻く環境で大きく価値が変わったりもします。
そこが理解できれば、100円の商品を1万円で販売することも可能ですし、逆にそこは150円で販売して、次回に大きな利益を得るという戦略をとったりできます。
しかし、大事なのは、お互いがwinwinになること。互いに利益が出ることが一番重要です。後から恨まれては、それはマーケティングではありません。ただの押し売り、騙しになります。
100円のコーラを1000円で売っても満足させるにはどうすればいいのか?
エスキモーに氷を売るにはどうすればいいのか?
難しく考えず、相手のニーズを読み、相手を満足させてその対価を得る。
この仕組みを勉強していけば、きっと人生は少し明るくなるような気がします。
エスキモーに氷を売る―魅力のない商品を、いかにセールスするか
- 作者: ジョンスポールストラ,Jon Spoelstra,中道暁子
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2000/06
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (45件) を見る