実際に災害グッズで必要だと思ったものを記してみる。

あってはならぬが、いつ起こるかわからない自然災害。今回は熊本地震で実際に被災した立場で、「うわ。これ持っとけばよかった」と思った災害グッズ。また「持っててよかった」と思った災害グッズをいくつか紹介したいと思います。

災害時、店内から物資は神速で消えていく・・・

今回、いわゆる前震と言われる地震の直後から、近隣のコンビニ、スーパー、量販店からはあっという間に物がなくなりました。ほんとに神速。びっくり。

特に直後から断水したため、水があっという間に店内からなくなりました。蛇口をひねれば当たり前のように出てきた水。熊本は特に水資源が豊富で、水がなくなるなんてことを全く想定していなかったので、これには非常に困りました。1日数回の給水には長蛇の列。飲み水はもちろん、お風呂、トイレに非常に困りました。お風呂は入らなくてもなんとかなりますが、流石にトイレを流せないのは色んな意味で致命的です。因みにトイレの水は近くの川から組んできて貯水しておき、必要に応じてタンクに補充してなんとか過ごしました。

なので水はもっとも重要。

[2CS] サントリー 天然水(南アルプス) (2L×6本)×2箱

そして忘れてはならないのが、タンク。

給水時、もしくは川や井戸なので水を確保しようとした場合、タンクがなければ家まで運搬できません。このタンクも災害時にはあっという間になくなります。なので平時に常備しておくことをおススメします。

アイリスオーヤマ 避難グッズ ウォータータンク 10リットル WAT-10L

 そして食料。今回、即、店頭から姿を消したのはおにぎりと菓子パン。

水もガスも止められた状態で、調理もせずにすぐに食べられる手軽な食糧なので、当然と言えば当然かもしれません。しかし、平時の状況から長期間保管できるようなものではありませんので、そこはやはりカップ麺などを1ケースほど常備しておくのがベターではないかと思いました。

日清 カップヌードル 77g×20個

しかし、ガスを止められた場合、水とカップ麺だけでは食べられません。

いや、食べられないことはないのですが、殆どの人は「あの日食べた水調理のカップ麺の味を僕たちはまだ知らない」状態だと思います。知っている私からすれば余程の緊急事態でなければおススメはできませんので、バーナーもあったほうがいいと思います。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(完全生産限定版)

じゃなくて・・・

イワタニ(Iwatani) カセットガス ジュニアバーナー CB-JRB-3

そしてラジオ。今回ほどラジオのありがたみを感じたことはありませんでした。

一日の殆どを車内でラジオ（正確にはラジオのポッドキャスト）を聞いているラジオっ子の私ですが、災害時、避難している状態ではテレビはありませんし、スマホは充電のこともあり、出来るだけ使用を控えたい。そんな時、ラジオはとても重宝しました。ラジオから逐一流れてくる情報を基に、家族、親類と今後の行動を決めていました。そして今回、大活躍したラジオが電池不要のラジオ。手回しで充電するタイプです。これなら仮にラジオの電池がきれていたり、電池が店頭から消えていても関係ありません。因みに電池もすぐに店頭から無くなりますのでご注意を。

SONY 手回し充電FM/AMポータブルラジオ B03 ホワイト ICF-B03/W

そして万が一、避難所である体育館や集会所に入れない。若しくはああいう場所はちょっと苦手・・・という人もいるかと思います。確かに、いくら避難生活を送らなければならないとはいえ、プライバシーがほぼ皆無の状態に耐えきれないという人も多いと思います。そんな人に是非おススメしたのがテント。

実際、今回の震災後、家屋に戻れない方達で避難所に入れない、若しくはその他の理由で入らなかった方達は、大きめの公園やグラウンド、若しくは自宅の敷地内にテントを張って過ごしてらっしゃいます。テントは一つ持っておけば、アウトドアでも使用できますし、災害時には仮の住まいとしても使用できます。

キャンパーズコレクション テント プロモキャノピーテント5 [4~5人用] CPR-5UV(BE)

DOPPELGANGER OUTDOOR 4-5人用 ワンタッチテント T5-23 設営簡単 タープ機能で快適空間

以上、簡単ではありますが、リアルに私が災害時に無いと困るな。持ってて良かったな。と思った災害グッズでした。参考になれば幸いです。