朝6時出社を1年続けて変わったこと。
ここ一年ほど、毎朝6時に出社しています。
6時出社と言うとみんなびっくりするのですが、私にはもはや当たり前のことなので驚かれるとちょっと違和感があります。
なぜ6時出社にしたのかというと、単純に仕事を捌ききれなかったからなのですが、6時出社にすることにより、私の中にいろいろと変化がありましたので、記事にしてみようと思いました。
朝の流れ
毎朝の起床時間は5時です。
そこから身支度を整え、朝食をとる時は軽くとります。
大体、5時40分から50分ほどに家を出ます。
家から会社まで自転車で10分ほどなので、通勤にストレスはまったく感じません。
6時前後の外は車や人の往来も少なく、空気は澄んでいて気持ちいいです。
会社に到着すると、倉庫を開け、前日の日報を作成。その後、本日納品分の商品の積み込み、伝票作成等。ここら辺で大体1時間が経過しています。
そしてこの時点で、上司が一人、事務員が一人か二人、出社してきます。
営業所全体としてみんな朝が早いです。
積み込みを終えた後、伝票処理の続き、発注作業、顧客から依頼された商品を調べたりと作業をすすめます。
8時ごろになれば、各メーカーにも電話がつながり始めますので、問い合わせを開始します。
そして、顧客からも電話が入り始めるので、本日の追加納品を確認しながら、積み込みを行います。
そういったことを行っていると、大体9時前後です。
後はその他の雑務をこなし、9時30分には営業に向かいます。
営業中
私の営業はルート営業ですので、基本的に決まった顧客の所に訪問、納品を行いながら追加受注を取っていくスタイルです。
そしてその中で顧客に新しい提案や、他社の納品している商品を自社に切り替えたり、新規ユーザーを開拓したりするわけですが、このご時世、とにかく人が足りないわけです。
中小企業はとにかく、「少数精鋭」でなければなりません。
如何に少ない人間で最大の利益をあげるかを、常に模索する必要があります。
だからとにかく、時間が足りない!!と感じてしまうほど仕事量が多いわけです。
そんな状態でガッツリと日中に営業で走り回ったあと、夜に事務所に戻って事務処理をしようとしても、頭がなかなか回らず、時間だけがだらだら過ぎていき、結局帰りは10時過ぎ。面倒な仕事は後回し。週末の休みに休日出勤してまとめて処理。
そんな日々が続いていました。
そのような状態の時は、大体朝は8時に出社していたのですが、出社して営業にでるまでの1時間半では、積み込みをするだけで精一杯でしたので、必然的に事務処理は夜に回す必要がありました。
しかし、どんなに要領よくこなしていても、いつかは限界が来ます。
それが丁度、一年ほど前のことでした。
転機
ある時、とても大事な商談を失敗しました。
とても重要で、そしてかなりの数字が見込める商談でした。
失敗した原因は、私の初歩的なミスでした。
些細なことを忙しさのあまりに後回しにしたツケが回ってきた瞬間でした。
どんなに要領よくこなしていても、基本ができていなければ全く意味がない
そう強く実感した時に読んだ本がありました。
この本では、一流のビジネスパーソンが実践する基本が書かれていました。
全て私にはためになる内容でしたが、特に第三章の「時間に支配されずに働く」という章に、とても関心をもちました。
今までの自分は、明らかに時間に振り回されていました。
時間に追われないようにするには、時間をつくるしかない。
しかし、今の現状では時間をつくるのは至難の業・・・
いや、違う。ならば朝を利用すればいい。
少し早起きして、夜の仕事を朝にまわしてみよう。
そう思い、さっそく翌日から早起きして出社してみました。
すると、信じられないほどのスピードで事務処理がすすんでいくわけです。
朝一の頭は、フォーマットされたパソコンのように回転速度が向上しています。
よく、朝の1時間は夜の3時間に匹敵すると言われますが、あながちウソではないと思いました。予想以上の時短を得ることが出来たので、予想よりも時間が余ってしまいました。
なので、次はデスクの片づけを始めました。
古い書類、3ヶ月以上動かなかった見積書などは必要性のありそうなものだけをスマホで撮影し、データとして残し、全て破棄。
これでほかの書類を探す時間が格段に減りました。これも時間がないとして後回しにしていたことです。
そして顧客の問い合わせでメーカーに確認したいことは、電話でなくてもよいものは早朝のうちにメールかFAXを担当者に送っておく。
そうすれば早ければ9時くらいには返答がもらえたりしますので、その結果を顧客に報告。うまくいけばレスポンスの早さを評価してもらい、価格も聞かず受注することもあります。
そして今は、営業から帰るとほぼ何もせずに帰宅します。
朝に全て終了させてしまうからです。
そして不思議なことに、早朝出社を始めてから暫くすると、今までありえなかった定時帰宅もできる日が出来てきました。
自然と余裕ができ、外回りも時間に支配されず出来始めてきたのかもしれません。
もちろん、これは一過性のものかもしれませんし、今後どうなるかは解りません。
しかし間違いなく、早朝出社をつづけることにより、仕事の効率は上がってきているように感じます。
仕事の効率、時間に支配されない生き方を考えるなら、早朝出社はおすすめですよ。
以上!!
※ 追記記事