地震で家が傾いた。ドアを開けるにはバールが有効
北海道地震の被害状況がわかるにつれ、道民の方達の生活が早く回復することを祈るばかりです。
私自身、熊本地震で被害を受けましたので、被害に遭われた方のお気持ちは察するに余ります。
そして、今回の北海道地震でも問題になっているのが、液状化による住宅の傾きです。熊本地震でも大きな問題になりましたし、現在でも対策、対応が進んでいる状況です。
液状化で家が傾いた場合、何が困るのかというと、ドアが開かなくなること。
ドアが開かないと本当に焦る
熊本地震のとき、1回目の地震ですでに家に傾きが出ていましたが、玄関のドアはなんとか開けられる状態でした。
しかし、2回目の本震後、避難所で避難生活を送り、一時帰宅した際、玄関が完全に開かない状況になっていました。
家が傾いてしまい、ドアがずれているようで、鍵もかかっていて、本当に困りました。特に緊急事態でしたので、落ち着いて判断することなく、鍵屋さんに電話。
すると、鍵屋さんには同じような事例の家からの依頼がパンクするぐらい入っているようで、料金はなんと2万円とのこと。この金額でよければ対応するという返答に少し迷いましたが、背に腹は変えられない。家に入れないとどうしようもないので依頼することに・・・そしてそれから約1時間ほど待たされて鍵屋さん到着、どうしても開かないこのドアをどうするのかと思いきや、バールで浮かして「ガチャ」
この間、約30秒・・・
唖然とする私に素っ気なく「終わりました」という鍵屋さん。これで・・・2万円?
人によってはクレームをつけたくなる金額設定ですが、このような緊急事態の時に、自身のことを省みず、お客のために動いてくれている鍵屋さんのことを考えて、素直に2万円を払いました。二度と頼まない
「そうか!!バールがあれば傾き調整できるんじゃないか!?」
冷静に考えればそうなのですが、その時は考えもつかず・・・そのまま営業しているホームセンターにいきましたが、同じような考えを持っている人は多かったようで、バールは売り切れていました。
災害必需品にバールを入れよう
今回の件で、バールの重要性に気づきました。バールさえあれば、傾き調整も、最悪の場合、脱出の際のガラス破壊にも使えます。
みなさん、災害必需品にバールを加えましょう。バールはかなり優秀な奴ですよ。