ラクマがCM放送開始。メルカリを追撃なるか
フリマアプリのラクマが、CM放送を開始すると発表しました。明らかにメルカリの勢いに影響されているみたいですね。
メルカリは現在、評価額が10億ドルを超えるユニコーン企業となり、その勢いは更に続きそうです。ライバルの一つであるラインモールが終了することになり、ラクマはどうするのかと思っていましたが、ラクマもCM放送を開始し、利用者を増やす方向で動いてきました。しかし、うまくいくのでしょうか?
ラクマは楽天が運営するフリマアプリですが、仕様はメルカリとかなり酷似しています。
出品方法から商品カテゴリもほぼ同じようなものですので、メルカリを使用したことのある方なら、違和感なくラクマも使えるのではと思います。
ポイントとしては、メルカリは販売手数料10%に対し、ラクマは現時点では無料です。つまり、販売した金額がそのまま利益になるということですが、CM放送を開始するということは、相当な宣伝費用がかかってくるわけですから、もし順調に利用者が増えてきた場合、おそらくメルカリと同等程度の手数料を今後徴収してくるようになると予想されます。メルカリも開始直後は手数料無料でアプリを展開しており、利用者が一定以上になった時点で、手数料の徴収を始めています。
あと、楽天は楽天オークションというヤフオクと同じようなシステムを持っていますが、いまいち知名度に欠けており、利用者もヤフオクの足元にも及んではいないと思います。
こういうのをみていると、ラクマもなんとなく同じような運命をたどりそうな気がします。
また、メルカリにはらくらくメルカリ便という匿名発送サービスがありますが、これは結構な武器になると思います。
フリマアプリはC2C、すなわち個人間売買ですので、発送の際は互いに個人情報を開示しなければなりません。それが嫌でフリマアプリを利用しない方も多くいたと思われますが、個人情報の開示を一切せずに売買を完結できるサービスをもつメルカリの方が、まだまだ有利かなと思います。
手数料無料だからお得です。ぐらいのノリでラクマは対抗しようとするなら、あっさりやられるでしょう。メルカリは更にいろんな展開を考えているようですので、今後は如何に利用者目線、「あったらいいな」をサービスに付け加えられるかが鍵となると思います。
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- 作者: 学研パブリッシング
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現在、メルカリでの取引量は月間100億円に達すると言われています。
C2C市場は、今後もますます盛り上がっていくと思いますので、今後の展開を「一転売屋」としても注目しています。